EVENT REPORT

AI新規事業立ち上げハッカソン

「自分の体験」から作ると、使う人の顔が見えてくる

2026年10月18日(日)開催 / 東京・目白台+オンライン / 1日完結型ハッカソン

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AI新規事業立ち上げハッカソン 2026年10月18日開催 イベントレポート

10月18日(日)に、2回目となるAI新規事業立ち上げハッカソンを開催しました。参加者は会場3名、オンライン2名の計5名。そのうち4名はハコブネの会員以外の方です。前回と比べると、Claude Codeをある程度触ったことがある方が多く、作るものを決めてから手を動かすまでが早い回でした。全員がプロダクトを作り、最後は自分でスライドを用意して発表しています。並んだのは、参加者それぞれの仕事や体験から生まれたプロダクトでした。

開催概要

イベント名
AI新規事業立ち上げハッカソン
開催日時
2026年10月18日(日)13:00〜18:00(懇親会 18:00〜20:00)
会場
東京都文京区目白台二丁目9番4号 1F(副都心線 雑司ヶ谷駅から徒歩7分)
+ オンライン(Google Meet)
形式
会場・オンライン併用の1日完結型ハッカソン(個人戦。構想・開発・発表・フィードバックまで当日中)
参加者
5名(会場3名・オンライン2名)。うちハコブネ会員以外の方が4名
参加費
3,000円(ハコブネ会員は無料)
主催
ハコブネ(AI × 新規事業開発コミュニティ)

参加者の顔ぶれ

5名のうち4名は、Peatixや知人からの紹介でハッカソンを知って申し込んだ、ハコブネの外の方でした。前回から続けて参加した方もいます。

アンケートで参加前の状態を聞くと、「AIアプリ開発の経験がなく、不安でした」「なんとなくAIを使っていたので、ちゃんと作れるのか少し不安はあった」という回答がありました。Claude Codeに慣れている方と、AIで何かを作るのはほぼはじめてという方が、同じ時間で同じゴールを目指した回です。

当日の流れ

審査の観点は「事業として成り立つか」「今日どこまで形にできたか」の2つです。動くものを作るだけでなく、誰がお金を払うのかまで話してもらう前提で、1日を組み立てています。

この日生まれたプロダクト

参加者5名がそれぞれ1つずつ、運営も同じ時間で1つ作り、全6本の発表になりました。

01小さな学習体験を試せる、インタラクティブ講座制作システム

短い講座を、受講者が操作しながら学べる形で作れるシステムです。面白かったのは、このプロダクトの置き場所でした。作った方はこれを、お客さんとの最初の接点になる「お試し」の商品として考えています。まず小さな学習体験を気軽に試してもらい、本格的な教材を作りたくなった方には、オーダーメイドで制作を依頼してもらう。その入り口として作られています。

プロダクトそのものより、どこで収益を上げるのかを先に決めてから作っている。アンケートにも「自分のフロント商品を作れた」と書いてくださいました。

02初心者向け料理アプリ

普段料理をしない人のためのアプリです。何人前作るかや味付けを設定すると、レシピと買い物の内容をそろえてくれます。「何を買えばいいか」「どのくらい入れればいいか」で手が止まる人に向けて、料理を始めるまでの手前を支える作りになっていました。

03ご縁ノート ― ビジネスで出会った人を一元管理するアプリ

1on1や交流会で会った人のメモを貼りつけるだけで、AIが事業内容・人柄・次の約束を人物カードに整理する個人用アプリです。お礼文の下書き、紹介できそうな人の提案、カレンダーへの登録まで行えます。

名刺管理アプリは「誰に会ったか」を残すものですが、ご縁ノートは「次に何をするか」「誰と誰をつなげられるか」までを扱います。人に会う機会が多い方ほど、打ち合わせのあとのお礼や紹介が後回しになりがちです。その手間をまとめて引き受ける発想でした。作った方は、AIアプリの開発ははじめてだったそうです。

04知の書斎 ― 読書の記録

読んだ本そのものではなく、本から得た「気づき」を単位にして記録するアプリです。気づき同士をつないでいくことで、別々の本で読んだ内容が一本の線になる。さらにそれを他の人と共有できる設計になっていました。

読書記録のアプリは数多くありますが、残るのはたいてい「読んだ本のリスト」です。何を考えたかを残し、それが人とつながっていく。読書を続けている人ならではの視点だと感じました。

05人生ワクチン ― 人生シミュレーションゲーム

大学進学、就職、転職、結婚。人生にはいくつもの分かれ道があります。人生ワクチンは、そのターニングポイントで後悔しない選択をするために、事前にシミュレーションできるゲームです。

ワクチンという名前のとおり、本番の前に小さく体験しておくという考え方です。いくつかの道を先に試すことで、自分にどんな選択肢があるのかが見えてくる。迷ったときに選択肢を増やすための道具として作られていました。

06公園まおう討伐隊(仮) ― 運営制作

運営も同じ制限時間で1本作りました。いつもの公園を、親子の冒険の舞台にするスマホ向けのWebゲームです。

公園まおう討伐隊(仮)の発表スライドの表紙。「いつもの公園が、親子の冒険になる。」という見出しと、アプリの実際の画面
発表スライドの表紙。親子のイラストはイメージで、スマホに写っているのはアプリの実際の画面。

遊び方は4ステップです。ゲームを始めると職業・属性・相棒がランダムで決まります。お題が出たらスマホをしまって周りを観察し、見つけたら報告。最後は魔王との戦いで、騎士には魔王の次の攻撃、魔法使いには弱点、というように職業ごとに見えるヒントが違います。ヒントを読みあげて相談するほど有利になるので、親子で自然と話し合う流れが生まれます。倒したあとは、相棒と一緒に記念写真を撮って保存できます。

公園まおう討伐隊(仮)の発表スライド。撮影画面と、保存される記念画像、冒険カードの3つが並んでいる
アプリで実際に保存した記念画像と冒険カード。動作確認のため、人物の代わりに公園の画像をカメラに映している。

子ども向けなので、位置情報は使わず、知り合い同士が招待コードで参加する形にしています。写真は端末の中で合成し、運営側には送りません。収益の考え方は、保護者が「1回の冒険と記念写真」を買う形を仮説として置き、まず知人の親子に無料で遊んでもらって確かめる計画まで発表しました。

発表スライドはこちらで公開しています。

自分の体験から作ったプロダクトは、使う人を探しやすい

6本を並べてみると、共通点がありました。どのプロダクトも、作った本人の仕事や体験から出てきていることです。人と会うことが多い方は人脈の管理を、本を読み続けている方は読書の記録を、教材を作っている方は講座の入り口を作っていました。

自分の体験から作ったものは、最初に使ってほしい人の顔がすでに見えています。自分と同じことで困っている知り合いに、そのまま「使ってみて」と頼めます。新規事業でいちばん苦労するのは最初のユーザー探しですが、ここが最初からある程度見えているのは大きな強みです。

もうひとつ印象に残ったのは、ビジネスモデルまで踏み込んだ発表が多かったことです。講座制作システムのように、プロダクトをお試しの入り口と位置づけて、本命の仕事につなげる設計まで話した方もいました。どこで収益を上げるのかを決めてから作ると、同じ1日でも作るものの優先順位が変わります。

コミュニティ運営の大切さや、アイデアに対するフィードバックからアンテナの高さが伺えて、つながれて良かったです。皆で課題や考えを建設的にフィードバックし合えるところが良かったです。

— 人生ワクチンを開発した参加者

参加者の声

AIアプリ開発の経験がなく、不安でした。オフラインで雑談しながら参加できたのが楽しかったです。雑談から生まれるアイデアなど、オフラインで集まる魅力がありました! 気軽に参加できる雰囲気があり、色んな業種の方にも勧められると思いました。

— ご縁ノートを開発した参加者(会場参加)

他の人の発表や意見が参考になりました。皆さんの取り組みが興味深く、刺激になりました。自分のフロント商品を作れたのがよかったです。

— 2回目の参加の方

自分のアイデアややりたい事があるけど、どうしていいか分からないなら、とりあえず行ってみな。ヒントになるよ。

— 人生ワクチンを開発した参加者(友人に勧めるとしたら)

AIでこんなにできるんだと感心しています。実際にアプリができてよかった。プロダクトに対してフィードバックをたくさんいただけたことが収穫でした。

— オンラインで参加した方

満足度(10点満点)は、アンケートに回答いただいた5名のうち4名が9点以上でした。次回についても、4名から「都合が合えば参加したい」という回答をいただきました。

次回に向けて

アンケートでは、「発表の形式を事前に知りたい」「使えるプロンプトや作り方の例がほしい」という声もいただきました。次回以降は、発表に使えるピッチ資料テンプレートを開催前にお送りします。あわせて、会場とオンラインのどちらから参加しても同じようにサポートを受けられるよう、オンライン参加の方へのサポートを強化していきます。

今後の活動について

今回のハッカソンでは、参加者5名のうち4名が、ハコブネの外から来た方でした。はじめて会った人同士が、1日で自分のプロダクトを作り、お互いの事業に本気でフィードバックし合う。そういう時間になったのは、参加してくださった皆さんのおかげです。

ハコブネは、AI時代の波を乗り越えるためにプロダクトを作りまくるコミュニティです。ハッカソンは今後も続けて開催し、あわせてオンライン・オフラインの交流会や、事業立ち上げに個別で伴走するゼミも用意しています。

この形式は、1DAY新規事業立ち上げイベントとして続けています。参加費はハコブネ会員は無料、一般の方は3,000円です。開催日程と参加予約は1DAY新規事業立ち上げイベントのページをご覧ください。

次は、あなたのプロダクトを。

1人だと、なかなか手が動かない。誰かと一緒に作りたい。他の人が何をどう作っているのか、その考え方を知りたい。——ひとつでも当てはまったら、次回のハッカソンでお待ちしています。1日で、あなたも自分のプロダクトを持ち帰れます。

開催日程は1DAY新規事業立ち上げイベントのページでご案内しています
各回10名(ハコブネ会員は参加費無料)

通常価格 ¥4,980/月(税込) 今すぐ入会する